12/19 クラブW杯 準決勝
ガンバ大阪 − マンチェスターユナイテッド (3−5)
■スタメン・・・コンディションが悪いのは?ガンバ
藤ヶ谷 中澤 山口 加地 安田
遠藤 明神 橋本 ルーカス 播戸→寺田(85") 山崎
M.U
ファン・デル・サール ネビル エブラ ファーディナンド ビディッチ→エバンス(70")
スコールズ→フレッチャー(68") C・ロナウド アンデルソン ナニ ギグス
テベス→ルーニー(74")
はっきり言って、どちらもコンディションはよくなかった。
M.Uはもちろん時差に加え、過密日程での来日。
だが、ガンバも絶好調ではない。佐々木やニ川といった貴重な選手が怪我。
しかし、凄い試合になったものだ・・・
■地力の差よくある解説をすれば、前半は思った以上に攻めれてたガンバだったが、
セットプレーから2失点。特にロスタイムでの失点は響いた。
それでもガンバはよく攻めた。
特に遠藤は一人M.Uの早いテンポにも対応できており、
緩やかな横パスと鋭い縦パスを使い分けていた。
この縦パス・・・何故代表で見せない?!
失点は重要な試合での経験値が圧倒的に違うので仕方がない。
それよりも、セットプレーや最後のシュートのシーンで身体を張ってはいたものの、
M.Uの選手は実に余裕があるように見えたのは問題だ。
結局、身体の使い方が下手なんだろう。寄せていても「プレッシャー」に感じさせるほどには
至らなかったということだ。 この「差」が後半に如実に現れる・・・
それにしてもビディッチ、Cロナウドのヘディングは見事だった。
ロナウドはドリブルにシュートにパスに、そしてヘディングも上手なんて
文句の付け所がないじゃないか・・・
■いつもと違う課題決めるときを、決めれないのが、、、、あと一歩の差・・とは よく聞く言い訳だ。
だがこの日のガンバは チャンスの時には決めれてた。(3点とったし)
だが、「決めるべき時間」 「決められていけない時間」 に 失敗した。
ルーニーが入って、M.Uはもう親善試合モードだった。
この瞬間を狙って山崎が素晴らしいゴールを決める。
1−2 ・・・ 追い上げムード。
ここから 「勝負」するには絶対に直後の失点は避けたかった。
ルーニーの身体の使い方は凄い。DFと入れ替わった瞬間、
ガンバのDFは身体が流れていたが、ルーニーはしっかりと軸が出来ていた。
どんなイレギュラーな跳ね方をしても 自分の身体はコントロールできている。
だから、左に流れながら、あの体制でも逆サイドに流し込むシュートが打てた。
GKは予測すらできず。3−1。
せっかくの追い上げムードを壊す一撃。ルーニーはえげつない。
自分が入った瞬間点を取られたのがムカついたのか、、、
さらにその直後に左サイドを突破して、後ろから走りこむフレッチャーに
ノーマークでヘディングされて 4−1。
さらにさらにギッグスのスルーパスからルーニー。
このパスも 勢いが無くDFに詰められてしまったが、
ルーニーは慌てることなくワントラップから 即座にシュート。
この早いタイミングのシュートに誰も反応できず・・・ 5−1。
オワッタ・・・
身体の当て方や、DFのプレスは、思った以上に弱いようだ。
今年のガンバは攻撃というより、しっかりとした守備が基盤にあった。
だがその守備陣が無残にも切り裂かれた。
完全に崩されての連続失点に言い訳の余地はない。
■それでも、、意地を体力的にはお互いなくなってきた中で、ガンバはPKで追いすがる。
得意のインサイドキックは、いつも通り、相手GKの動きを見て蹴った。
相手が先に飛ぶならコロコロと、、、待つのならズバっと。
蹴る瞬間に変化させる その技術は素晴らしい。
そして遠藤は 「勝負」 していたんだと思う。
ガンバの選手は一点目も、二点目も、あのマンチェスター相手に点取ったよ!と
喜ぶよりも はしゃいでいた。。。
完全に 子供野球チームが プロと対戦するときの 目 と同じだった。
だが遠藤は違った。PKを決めたあと、絶望的な残り時間の中で
すぐにボールを取りにいき、次の点を目指した・・・
世界レベルでも通用するキープと戦術眼、パスセンスを見せた。
そして後半ロスタイムには カウンターから橋本が豪快に蹴りこんで 3−5。
試合は終わっていたが、ガンバは攻撃のチームだ、、と
日本は 最後まで諦めないんだ、、と
意地を見せた試合となった。
■力の差はあるものの結局は、マンチェスターは本気ではなかった。
だが、手綱を緩めたときには、ガンバは得点できることを証明した。
同時にやや本気で攻められれば、すぐに失点することも。
かつて日本は、相手が手綱を緩めようとも完敗していた。
だが、舐めてかかるなら 痛手を食らわすことが出来るまでに成長した。
これからも走り続ければ、、、いつかは あのルーニーのようなボディバランスが、
ロナウドのようなヘディングが、出来る日が来るかもしれない。
技術の差、というより、普段経験してるレベルの違いが出た試合だった。
もし、ガンバが1年間プレミアで戦ったとしたら、、、
降格争いはしないだろう。
そして そこで得られる経験は、、、、、、
その経験が得られないJリーグと代表選手たち・・・
なんだか、やっぱり世界が遠く思えた。
■勝負にならない当たり前だが、マンチェスターは上から目線。
3失点で、悔しい思いはしただろうが、善戦できたね、良かったね。って言えるレベル。
いつもセルティックを見ていて、ザル守備に頭を抱えるのだが、
彼らはCLでマンチェスターと引き分けてる。
そして、「勝負」している。
本当に一個の負けが響く大舞台での経験。
そしてその緊張感の中で力を出し切る強さ。
誰一人 「勝利」を疑うことなく目指していく・・・
いつも酷評してゴメンよ。セルティックはやっぱ「強い」わ。
ガンバは(日本は)まだ 同じ土俵で勝負させてもらっていない・・・
クラブW杯が歴史を積み重ねていってCL並の権威が生まれ、
そのときにJチームと欧州王者が対戦する日が、、、
本当の勝負の始まり、 かな。
・・・やっぱり 世界は遠いや。
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